エセ正論では?
毎日新聞がWEB記事に、消費者が農家さんがいかに大切に作っているかを知らないのがこわいと言う、コメ流通評論家の論説を載せている。 これは一見正論にみえるが、逆に農家は消費者の生活苦を考えて少しでも安く供給するためコストダウンの努力をしているだろうかという視点に立てば正論ではないことがわかる。
問題の根底にあるのは、日本人共通のブランド指向だ。 それに乗って、農業もブランド化で高く売る事ばかり考え高コスト化をいとわない。 むしろ心を込めて作ることだと自己満足して、少しでも安くと言う消費者の願望には目もくれない。 メディアもまた、メロン一個が何十万円だと囃し立てる。 これらが相まって高コスト体質を推進している。
農家が儲からないから後継者がいないと言うが、後継者がいない今こそ農業の体質改善の絶好の機会だ。
Recent Comments