価格破壊
21世紀初頭、価格破壊が喧伝されメディアもそれを称揚した。 結果として輸入が急増し多くの企業と労働者が仕事を失ったが、それは問題にされなかった。
今、米の値上がりに伴って、米価がやすければ農家が気の毒だから高くて当然だと言う評論家がいる。 中小企業は同情されないのに、これはどう言うことだろう。 組織票を集められる農協と集められ無い中小企業の違いだろうか。
補助金漬けに安住して、コストダウンの努力をしてきたようには見えない農家には、申し訳ないが同情出来ない。 ブランド化など高くすることばかり考えずに、安くつくる工夫もすべきだ。 超円高の時代、また価格破壊の時代、製造業が血の滲む努力をして生き残ったのかを知るべきだ。
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