関税は誰が払うのか?
トランプ氏は毎日20億ドルが入ってくるとご機嫌だった。 だがそれは誰が払った金なのか。 当然のことだが関税は輸入者が国家に支払うものだ。 つまり関税の引き上げは自国民に対する増税を意味する。
それなら関税のかからない自国製を買えば良いだろうという人もいるだろう。 しかし長期にわたり輸入に頼ってきた商品を自国生産に切り替えるのは容易ではない。 理由は既に生産設備も技術も失われているからだ。 そして生産設備を整え作業員を訓練するのに時間も費用もかかるからだ。 場合によっては生産設備も輸入しなければならない。 そうなればさらに時間と費用かかる。 さらにまた、消費者が長期に亘るその商品の欠乏に耐えられるかという問題もある。
中国からの輸入は、家電製品の他に手頃な価格の日用品や雑貨が多い。 これには玩具も含まれる。 今後数年間、米国の庶民の子供は玩具が値上がりしてなかなか買ってもらえずに悲しむことになるだろう。
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