運転手不足対策
労働改善の一環として勤務(拘束)時間の短縮が法で求められる。 この為、来年度からは運転手不足で配送が遅れると心配されている。 しかしこれには対策もあると考えている。
それは船舶の利用だ。 現在でもフェリーターミナルに行くと多数のトレーラーが駐車場に置かれ、積み込みを待っているのを見る。 トレーラーはフェリー会社のドライバーによって積み込まれ、到着地の港で再びフェリー会社のドライバーの手で駐車場に下ろされる。 その後運送会社の現地ドライバーによって配送先に届けられることになる。 これによって運送会社のドライバーは夜間・長時間の運転をする必要がなくなる。 これはドラーバーにとって大きな労働改善になる。 さらに言えば、フェリーへの積み込み港と荷下ろし港で運転を行うのは同じ会社である必要はない。 さらにトレーラーもレンタル制にすれば使い回しが聞く。 この様なフェリーの利用を沿岸でも拡大すれば長時間労働の規制を避けることも出来る。
これは現在海外貿易で行われているのとシステム的には同じだ。 コンテナーやトレーラーを手配し、これを港や配送先に運ぶトラクターを手配するなどを行うコーディネーターが必要になるが、海外との貿易では出来ているのだから国内の港の間で行うことも可能なはずだ。 コーディネーターはいわば乙仲の国内版と言う事になる。 どうせインボイス制度を導入するのであれば、海外貿易同様にそれを利用して荷物の受け渡しや輸送を行えばスムーズに出来るはずだ。
これはすぐとは言わないが、国が旗振りを行えば数年で実現可能なはずだ。
また、内陸都市についてはJR貨物の貨物取り扱いシステムを改善して、配送トラックとの連携を取りやすくすれば、もっと利用を増やせるはずだ。
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