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August 07, 2023

都市高温化の対策

近年の高温下、特に都市における高温化は気候変動の他にも要因がある様に思える。

その一は大都市におけるエネルギー消費の多さだ。 エネルギーは全て最終的には熱となって環境に放出される。 たとえば、自動車なが消費するエネルギーは内燃機関であろうと電動であろうと、使ったエネルギーは全て熱となる。 交通量が多い都会ではこの熱は気温上昇に使われ、その程度は無視できないほど大きい。また、エアコンの消費電力と建物から放出される熱量も膨大だ。 また、ライトアップやイルミネーションの電力も最終的には熱になる。

その二は、建造物の蓄熱だ。 大部分の建造物はコンクリート製で、これは熱容量が大きく冷えにくいので、夜間の気温が下がらない原因となっている。 また、舗装に用いられているアスファルトも蓄熱材として優秀で冷えにくい。

その三は、人間自身からの放熱で、一人あたり0.5kWと言われるが大都会の人口密度ではやはり膨大な熱量になる。

それではこれらを解決するにはどうすれば良いのだろうか。

一については人一人あたりのエネルギー消費を減らすことを考えねばならない。 その為には人一人あたりのエネルギー消費がもっと少ない、より省エネルギーの公共交通機関の開発が必要だ。 また動力のない自転車などの利用を推進し、エネルギーを消費するパーソナル交通機関の規制も必要だろう。  さらに夏期にはライトアップやイルミネーションを禁止するような手立ても必要だ。

二については蓄熱性が低い材料を採用する飛鳥がある。 透水性アスファルトのような冷却できる材料の開発をすす寝るべきだろう。 鉄筋コンクリート他鋼鉄の表面を透水性材料で覆うのも効果があるかも知れない。 とにかく極力エネルギーを使わずに冷却する工夫が必要だ。

三については都市でも人口税や従業員税、あるいは高層建築のフロア数税など、大都市に集中することが不利になるような政治的な工夫が必要だ。

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