高齢者がクーラーを嫌う理由
殺人的酷暑の中でも高齢者の中にはクーラーを使いたがらない人は少なくない。 それにはれっきとした理由がある。
それは高齢者にとってエアコンから吹き出す冷風が不快な場合があるからだ。 エアコンが不意出す冷気は設定温度より低く、設定温度にかか割らず時には20℃以下になる。 この風に当たると高齢者は体が冷え不快を漢字、さらには体調が崩れることもある。 これが嫌でエアコンを使わない高齢者は少なくない。
そもそもエアコンの設定温度は、吸込み口の温度である機種が多く、効率億部屋を冷やすため吹き出し口の温度はこれより大幅に低くなっている。 そうしなければ部屋を冷やすことが出来ないからだ。 しかしこの冷気が高齢者に不快感を与える。 この為クーらを使わず夜間熱中症になる高齢者は多く、時には死亡する者も出る。
それではどうすれば良いのだろうか。 エアコンの温度設定を吹き出し口で出来るようにするのも手だが、これでは部屋がなかなか冷えない。 始動直後は能力一杯に冷えた冷風を吹き出し、吸込み口の温度が設定温度に近づいたらば吹き出し口の温度制御に切り替えるのも手かも知れない。
また、間取りが許せば寝室の隣の部屋でクーラーを使い、設定温度に冷えた隣室の空気を扇風機やサーキュレーターで寝室に送り込むのも良いだろう。 また、吹き出し口の向きを工夫したりついたてを置くなどして、冷風が直接当たらないようにすると効果がある場合もあるだろう。
ともかくクーラーから出る冷風が直接当たらないようにすることが重要だ。 各人もメーカーも工夫してみて欲しい。
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