戦争の理由
戦争が起きるにはどんな理由があるのだろう。
歴史を眺めてみると、生存のためにやむにやまれず戦争をせざるを得なかったという共感できる例から、権力者の欲望という全く共感できない例まである様だ。
前者は、天災や天変地異そして気候変動によって飢餓に瀕した集団が生存のために新天地を求めて移動する途上で、先住者と争いになるような例が考えられる。歴史を眺めると、この様な理由で起きた戦争はいくつもあるようだ。
後者は、社会的な評価を得たいという理由で権力者が起こすことが多いようだ。 たとえば、民族や国家の英雄として歴史上の英雄とたたえられたいと言うものがある。 また、侵略によって国家に富をもたらして賞賛されたいというものもある。
前者は中世以後民族の集団移動がほぼ不可能になったので起きていないが、後者は今も起き続けている。 小は途上国の部族戦争や、宗教指導者の勢力拡大抗争から国家間の大戦争まであり、今も起きている。 特に社会的に評価されたいと言う名誉欲によるものは抑止が困難だ。 男女とも社会的評価を求めて努力するのが当然だとする社会規範が根強いので、名誉欲による戦争は今後も起き続けるだろう。
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