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April 16, 2023

トンデモ科学者の疑問(天文学編);なぜ金星に大気があるのか?

コズミックフロントを見ているとしばしば矛盾した説明に戸惑う。 以前には生命について全く逆の説明があった。 一方は液体の水があれば生命は必然的に生じると言い、もう一方では地球上の生命は希有な偶然の積み重ねによって生じた極めてまれなものだという。 それぞれの回だけを見るといかにも正しいように見えるのだが、両方を合わせてみると全く矛盾して居るではないかと言うことになる。

これは惑星の大気についても言える。 ある回では火星には磁場がないので太陽風によってはぎ取られて大気がほとんど無くなったと、コンピューターシミュレーションを添えて説明されていた。 その説明では地球に大気があるのは磁場があるからだと言うことなのだが、そうすると金星については矛盾が生じる。 金星には磁場がないからだ。

磁場がなく太陽により近い金星の大気は、太陽風によって激しく吹き飛ばされるはずだ。 だから金星に地球を遙かに超える濃密な大気がある事とは矛盾し、磁場の有無は全く説明にならない。 したがって、金星、地球、火星の大気については磁場とは別の説明が必要だ。

だから、金星と地球と火星の大気量の違いについて矛盾なく説明できる理論を提示して欲しい。

追記;
研究者も含めて、我々はつい地球が標準的な存在であると考えてしまいがちだ。 しかし大気に関しては金星が標準的な存在であって、金星に比較してごく僅かしか大気がない地球の方が異常なのかも知れない。 そんな見知から両惑星を比較すると、巨大な衛星を持つ地球はジャイアントインパクトで大気の多くを失ったが、衛星のない金星は衝突で大気を失うことがなかったのでこれほど濃密な大気を保持し続けることが出来たとも考えられる。 専門の研究者にはもっと妥当性のありそうなアイディアがあるだろう。 是非とも提案してもらいたい。

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