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March 17, 2023

イカナゴの不良と海苔の不作

この所何年も、播磨灘ではイカナゴの不良に悩まされている。 その原因については、地元の水産試験所など研究機関から都市排水の浄化が高度になりすぎたためではないかとの所見が出されている。 つまり海水がきれいになりすぎたため植物プランクトンの栄養分が不足し、イカナゴのえさが不足しているのではないかと言うことだ。 対策として浄化度を落とすことも考えられているそうだが、さじ加減が難しいのかも知れない。

これに対し、有明海では海苔の不作が養殖者を苦しめているそうだ。 原因は赤潮の発生で植物プランクトンに栄養分をとられて海苔が生長できないとの説が出されているのだそうだ。 だとすれば原因は有明海に流入する河川などの水質が悪化(富栄養化)していることになる。 それは筑後川などの流域に都市化か、あるいは諫早干拓地から農作物用の肥料が流れ出しているためだろう。 干拓地に水質浄化施設を作って海への排水を浄化して様子を見るのも手だろう。 干拓地の建設で海水の循環が悪化して、環の区部の水質が悪化した可能性ももちろん研究が必要だろう。 また、10年ほど干拓地での化学肥料の使用を控えてもらうことも、水質が原因かどうかを検証するには有効だろう。

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