踏み間違い事故の原因
毎月のように起きる自動車の踏み間違い事故。 メディアでは判断力が低下した高齢者が運転することが原因で片付ける。 しかし踏み間違い事故は若年者でも発生している。 それは自動車の運転方法に根本的な欠陥があるからだ。
それは、前進と停止の両方を同じ動作、つまり右足を踏み込むことで行うことにある。
これを別の動作に分ければ踏み間違い事故は減らせるはずだ。 最も簡単な対策はアクセルは右足、ブレーキは左足と決めることだ。 今の自動変速車のブレーキは右足でも左足でも踏めるよう、やや左に寄せて設置されている。 実際に右足アクセル、左足ブレーキで運転している人もいるだろう。 左足ブレーキは馴れるまでは荒い動作になりがちだが、すぐに慣れてに右足と変わらない操作ができるようになる。 実は私は長いドライブの際は両足操作で運転していたので、このことは確認している。
あるいは、現在の電車の運転のように手前に引くと前進、前方に押すとブレーキがかかるよう、前進と制動を別の動作でするように出来ないのだろうか。 すでに障害者用の自動車では、レバーを押すと前進、引くと制動として実用化されているのでこれを広めても良いのではないだろうか。
いずれにしても、踏み間違い事故の原因は100年前と変わらぬ運転操作を要求する事にあると考えている。
追記;F-1やINDY Cart等は、ハンドル裏に取り付けられたパドルシフトと連動する自動クラッチが使われていてクラッチペダルはない。 そこで素早い操作を行う為に両足操作を行っているはずだ。
追記2;最近は街中の渋滞が減ったが、私は渋滞がひどかった時代にもAT車では左足ブレーキを使っていた。 停止と発進の都度右足を移動させるのが面倒だったからだ。 特に、ブレーキペダルを踏み続けると足が疲れるので、両足使いは疲労軽減の役にも立った。
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