この冬は着ぶくれて節電しよう
節電・節ガスと言う事で政府が呼びかけを行っている。 これに対してTVでは様々なアイディアを紹介しているが、どれも徹底したものではない。
政府は暖房を一度下げることを求めているが、それがいかにも大変なことのように言う番組か多い。 しかし1950年代(昭和20~30年代)には室内温度は外気温とさほど変わらなかった。 そこで人々がどうしていたかというと答えは極めて簡単で、着ぶくれていただけだ。 今の女性のようにブラジャーと薄手のセーターだけでは過ごせるはずもないので、当時の人々は肌シャツを1~2枚着てさらにその上に厚手のセーターを着、それでも寒ければ綿入れのちゃんちゃんこや甚兵衛をまとっていた。 もちろん足回りには股引などで寒さを凌いでいたのだ。
今の建築では機密性が高く保温性も良いのだが、当時のすきま風だらけの住宅では寒さをしのぐのに炭火を使っていた。 炭火の火鉢やコタツなどだ。 もちろん一酸化炭素中毒の危険は皆が認識していて、少しでも空気が悪いと感じると換気をしたりし、子供がコタツに潜り込んだりしないよう気をつけていた。 当時の猫はコタツに潜り込むことはせずコタツの上で丸まって暖を取っていた。
と言う事で、昔の知恵を振り返ってみて、今でも経費をかけずに利用できるものを最大限に使えば、大幅に節電や節ガスが可能になるかも知れない。 特に木炭は再生可能エネルギーなのでうまく使いこなしたい。
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