いかにも英国らしい
ニュースで、ウエストミンスターホールに安置されたエリザベス2世女王陛下に敬意を表に訪れた人達の映像を流していたが、いかにも英国らしいと感じるシーンがいくつかあった。
その1は、柩を警護する衛兵達の服装だ。 おなじみの熊の毛皮の帽子をかぶった近衛兵の他に異なる制服を着た衛兵が配置についていたのだが、中にはいかにも古風な赤い制服を着て槍のような武器(フレイルというのだそうだ)を携えた者もいた。 これは15世紀から始まる伝統ある部隊で、今は一定の資格を備えた退役軍人たちで編成されているそうだ。 ただし現在の任務は儀仗のみで実戦任務はないそうだ。
その2は、これは通信社のウエブサイトで見たのだが、柩の警護に現役の閣僚が2名黒服で長弓を携えて加わっていた。 1と同じく退役軍人で編成されるスコットランドの弓兵部隊だそうで、この部隊も17世紀に始まったものだそうだ。
その3は、退役軍人の正装と思われる黒服にベレー帽をかぶった年配のたくましい男性が一人、柩の前で威儀を正し映画でしか見ることが出来ないような見事な敬礼をびしっと決めていた。 最高指揮官に対しておくる最後の最高の敬礼だったのだろう。 これもいかにも英国らしいと感銘を受けた。
他にもいかにも英国らしい映像は他にもいくつもあるが書き切れないのでこれまでとする。
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