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July 02, 2022

少子化対策はソ連に学ぼう

ソ連に学ぼうと聞くとそれだけで不快になる人もいるだろう。 しかし先の大戦で大勢の兵士を失ったソ連が、どうやって人口の回復と労働力の確保に努めたのかには参考にすべき点がある。

あの大戦でソ連は大在の兵士を失い、戦後復興に当たって深刻な労働力不足に直面した。 そこでソ連は人口の回復と労働力の確保に女性の活用を考えた。 しかし、女性を労働力としてかり出せば出産数が下がり人口回復に支障が出る。 この為集散を奨励しつつ労働力としても使えるように工夫を行った。

まず出産数を増やすため、出産した女性には様々な優遇を行った。 特に大勢を産んだ女性は英雄として表彰し名誉と金銭的利益を与えることで出産意欲を高めた。 当然出産に関わる費用は出産前後の医療を含めて当然国家が負担した。 

また、出産した女性が体力を回復し次第職場復帰出来るようにして、労働力の損失を最小限に食い止めようとした。 この為、国家が無料の乳幼児保育施設を完備した。 当然費用は国家が負担した。 さらに、教育費も国家負担で無料とし、親の負担を軽減することに努めた。

この様に、出産と育児に関する親の負担を最小限にすることで人口増と当面の労働力確保につとめたのだ。 この完全保育によって男女とも育児休暇は必要がないので、労働力の確保には大いに効果があったろう。

今の受益者負担に執着する日本では考えられないことかも知れない。 しかし、出産と育児の支援に国家が直接に乗り出して親の負担を無くすことは、出生数と女性の社会進出をおおいに改善するはずだ。 ソ連アレルギーは脇に置いて、今の日本でも参考に出来る点はどこかを研究してはどうか?

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