育児休業不要な社会システム
女性を就労させるため男性にも育児休業を取らせようという声が強い。 しかしかつて世界には、男女とも育児休業が不要な社会システムを備えた国があった。
それは共産党独裁時代の旧ソ連とその属国だ。
第二次大戦で大勢の兵士を失い国土もひどく荒廃したソ連では、国家再建のため多くの労働力を必要とした。 しかし多数の兵士を失ったため労働力が不足した。 そこで政府は労働力としての女性の動員と高い出生率の両立を迫られた。 そこで国家は次のような社会システムを構築して両立を図った。
1.女性の出産意欲を高めるため、出産した女性には社会的優遇を個なった。 特に多くの子供を出産した女性は、国家英雄として表彰しさらに多くの優遇を行った。
2.出産後の女性が早く職場に復帰出来るよう、乳幼児の完全保育を無料で行った。 これにより、男女とも育児のために仕事を休む必要がなくなり労働力の損失が解消した。 これはまた、物心が付く前から国家の理念を教育することで、国家に忠実な子供を育てるというメリットを国家にもたらした。
社会の効率を落とさずに両性の労働機会の平等を維持しつつ人口減少を避けるには、他にも方法はあるだろう。 しかし、育児休業しか無いと考えているように見える日本人には、育児休業以外にも方法があるのだと言うことを知って欲しい。
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