主戦場はネットに
ロシアのウクライナ侵攻が膠着状態になりつつある今、ロシアにとっての主戦場はネット上の情報戦に移りつつある。 戦争の帰趨を決めるのは欧米諸国によるウクライナへの軍事支援である事がはっきりしている状況では、ロシアの目標はその軍事支援を止めさせることだ。 そのため、ロシアはネット上でウクライナ支援に反対する世論を喚起しようとしているようだ。 これは、欧米諸国で自国の戦争ではないのに何故ウクライナを支援しなければならないのかと言う機運が徐々に増加している点を見ても、ロシアがなにがしかの成果を上げていると言う事が分かる。
また、ロシアは食料とエネルギーの供給を止めることで途上国に圧力をかけ、途上国が欧米にウクライナ支援を止めるよう迫ることを期待しているだろう。 これには、途上国を借金漬けにして影響力を行使しようとしている中国も裏で強力している可能性がある。
これに対してウクライナは出来ることが少ない。 大統領がネットで支援を訴え続けているが、ネット上の戦争では次第に不利になりつつ刈るように思える。 欧米諸国のさらに強力な軍事支援が必要だが、欧米諸国で盛り上がり始めている自国の戦争でも無いのに何故日常生活での犠牲を払ってまで支援が必要なのかと言う世論が足かせになるかも知れない。 ロシアの思惑通りにならねばよいのだが・・・・。
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