ウクライナ情勢に変化?
真偽の程は不明だが、ウクライナ情勢に影響しているかも知れない情報が流れている。
それはロシアが中国に武器支援を要請していると言うものだ。 もっともカーテンの向こうから伝わって来るこの種の情報は、故意に流された虚偽情報であったり希望的観測で信頼できない物である事が多いので、別の情報源による裏取りが不可欠だ。 いずれにしてもロシアが困っていると思い込むのは禁物だ。
ただしなにがしかの真実を伝えているとすれば、これは中国の次の行動に影響を与えるかも知れない。 ロシア軍が余裕たっぷりに進撃を続けているとすれば、中国も台湾に対する行動を起こしやすい。 米国が中露双方の軍事行動に対処することはほぼ不可能だからだ。 しかしロシアが手詰まりになり兵器の補給に不足を来しているとすれば、米国が対処するのが楽になり中国の行動は慎重にならざるを得なくなる。 従って米国はこの情報の信頼度を懸命に調べているだろう。
ただ、ロシア軍の進撃のもたつき具合から見ると、歩兵とその装備が不足している可能性はある。 戦車などの機甲部隊の進撃には、歩兵の前方哨戒が不可欠だからだ。 前方哨戒無しに進軍すると対戦車ミサイルを装備した歩兵の待ち伏せに遭い、ひどい目に遭わされる危険があるのでむやみな前進は出来ない。 戦車は前面は頑丈だが側面と背面へのミサイル攻撃には弱いからだ。
よって、ロシア軍歩兵の装備と士気が今後の情勢に影響するする可能性は大いにある。
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