中国は困惑?
中国はロシアに合わせて台湾侵攻をもくろんでいたと思われるが、現状を見て困惑している可能性がある。
それはウクライナ国民の激しい抵抗によるロシア軍のもたつきと、ロシアへの風当たりの強さだ。 国連加盟国の約3/4がロシアに対する非難決議に賛成し、反対は5カ国しか無かったことがロシアに対する反発の強さを表している。 残りの白票や棄権した国はこの件に関わりたくないと言う意思表示をしたわけで、これも中国にとっては予想外の多さだったろう。
この為今中国は台湾侵攻のシナリオの見直しを行っているものと思われる。 さらに中国国内での新型コロナの急激な拡大も有り、中国が体勢を立て直すにはしばらくかかるかも知れない。 またロシアの侵攻後の世論調査で、台湾国民の7割が侵攻があれば戦うと答えたと報じられたことも影響するだろう。 しかし、台湾海峡での軍事活動を拡大して恐怖を与えて台湾に圧力をかけようとする事は止めないだろう。
また、日本に圧力をかける目的で尖閣諸島周辺での活動もこれまでより拡大する可能性も無視できない。 日本政府と日本人もこれを念頭に置いておかなくてはならない。
« 揺れる情勢 | Main | プーチン・ユーゲント »
Recent Comments