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January 16, 2022

空振?;津波か高潮か

トンガの海底火山が大噴火したことに伴うと考えられる津波が襲来した。 ただ気象庁によれば到達時間が早すぎ、通常の津波とは異なるそうだ。



そこでひまわり画像を調べてみたところ、噴煙の周りに同心円状のパターンが有り、さらにその外側に薄い雲が高速で広がっていくのが見えた。 これは噴火の爆発によって発生した衝撃波による雲と思われる。 これは空振が捉えられた画像だろう。

補足;黄色の矢印が衝撃波によると思われる雲。(気象庁のひまわり画像から加工) 衝撃波の後方にはしばしば減圧による雲が出来る。

津波はこの衝撃波によって生じた圧力波が、海水を前方に押しやりながら伝播した事による一種の高潮と言えるかもしれない。 この場合、前方に障害物がなく海水が移動できる場合には波はあまり高くならず、障害になる陸地があるときにはせき止められて高くなるだろう。
追記;気象庁のサイトにあるひまわりの画像で動画を作ってみると、最初の爆発のプルームに少し遅れて噴煙が立ち上がり偏東風で南西に流されていくのが分かった。 また、2度に亘りプルームから周囲にリング状の雲が高速で広がっていくのも分かった。 これが爆発の衝撃波による雲だと考えられる。 衝撃波は広がるにつれて前面の圧力立ち上がり方が鈍り、うねりのような圧力波(極低周波の単発音波パルスと言っても良い)になって行く。
(この様子は、気象庁のサイトでひまわりの画像を動かしても分かる)

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