海底火山噴火による津波の原因
トンガの火山噴火による津波の原因は、海の波と空気中の圧力波の伝播速度の違いが原因かも知れない。
津波の伝播速度は水深によって異なるが、外洋では600~800km/時と言われる。 これに対して常温常圧の空気中の圧力波は音速の約1200km/時で移動する。 この差によって、空気の圧力波の前面で波が集積して次第に高くなった可能性がある。 もちろんこれは海水そのものが移動したのではなく、圧力波が前面に波を作りながら移動したと言う事だ。 この波が積み重なったので移動距離が長いほど波が高くなったと考えると理解できる。
追記;日本で潮位異常が観測され始めたのは7時間後の20時を過ぎた頃からで、爆発の衝撃波から生じた圧力波(パルス状の超低周波音)が、トンガからの距離約8,000kmを音速で移動したとすると計算が合う。
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