「経済を回せ」と「コロナ抑制」の両立は可能か?
程度にもよるが、両勢力の要求を聞く限りでは両立は不可能だ。
「経済を回せ」派の要求は、飲食観光業の困窮を救えだが飲食・観光・娯楽業は大勢の人を集めることで成り立っている。 その為、その業界の要求は自由に客を集められるように規制は止めて欲しいと言う事だ。 また、蔓延防止重点措置や緊急事態宣言をしても感染を抑えられる科学的証拠がないのだから止めてしまえという意見もある。
しかし、既に証明されているように大勢の人を集めれば感染が拡大する事は分かっているので、その業界の要求を満たせば感染の拡大が避けられない。 そまた、れは、感染を少しでも抑えて通常の医療に戻したい医療関係者やその監督官庁には受け入れがたい。
よって双方の勢力の要求を満たすことは母不可能だ。
また経済を回せと言うが、現状でも十分な利益を得ている業種は多く、大きな影響を受けているのは飲食・観光・娯楽業とその周辺産業だ。 この十数年政府が飲食・間呼応・娯楽業を手軽に出来るとして経済振興の中心に据えてきただけにその業界の声が大きく聞こえる。 そしてテレビのワイドショーに登場するタレントもその業界に依存している。 しかし、今でもこの業界が日本経済の主たる部分を支えているわけではない。 国家の税収が伸びたと報じられたことがそれを証明している。
以上から、安易な両立は不可能である事を正直に認め、営業制限を緩められるようにするにはまず感染の抑制に全力を挙げるべきだと私は思う。 中途半端な未収防止策をダラダラ続けていても長引くばかりで、結局は飲食・健康・娯楽業への支援金も膨らむばかりだろう。
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