ファクターXは無効?
年が明けてからの新型コロナのまん延ぶりを見ると、これまでの変異株から日本人を守っていると言われるファクターXがオミクロン株には無効なのかも知れない。 そう考えるとこの二日で約二倍という新規感染者の増加が理解しやすい。
今までとは異次元の防御が必要なのだが、一体どうすれば良いのか。 東京都知事や大阪府知事からは、感染抑制はもうあきらめたような発言が出ている。 軽症や無症状が多く重症者はほとんどいないのだから、経済優先で良いのではないかと言うことだろう。
だがそれで良いのだろうか? 新型コロナウイルスの変異の早さから考えると、感染者が増えればまた別の変異株が出現する可能性が高まる。 それが低病原性とは限らない。 高病原性で重症になりやすい変異株が出現する確率も同じだ。
既にワクチンを3回接種したのに感染した医療関係者が出たとの報道もある。 また、今の感染者の増加速度で単純計算すると、一般に対する3回目接種の準備が整う3月になる前に日本人の大半が感染することになる。
具体的に言えば、麻雀好きにはおなじみの2のn乗のことで、単純に計算すると本日の感染者数八千人が二十日経つと1,024倍で八百万人になり、三十日後には日本の草人口を超える。 もっとも感染者数が日本の総人口の半数ほどに近づくと、感染可能な未感染者が不足して感染の連鎖が減速するのでそうはならないが・・・・。
しかし感染者数が増えれば、現在の欧米のように至る所で人手不足が生じて経済活動に支障が出るだろう。 だから感染防止に関しては頼りにならないワクチン依存では無く、各個人が厳重に防御を固める必要があるのだ。
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