みずほ銀行のシステムトラブル
みずほ銀行のシステムでトラブルが繰り返し発生している。 これはどうやら典型的な「マーフィーの法則」の実例になりそうだ。
複雑なシステムを寄せ集めで作るとどこかで不具合が発生しがちだ。 それを修正しようとすると、システムの全貌を正しく把握している者がいなければまたどこかで不具合が発生する。 そしてそれを繰り返している内に、システムは誰にとっても理解不能になってしまう。
みずほ銀行のシステムは、合併時に各銀行の体面を優先して異なるシステムメーカーの物を組み合わせて作ったようだ。 この為、各部分毎の細部仕様の不一致が潰しきれていないのだろう。 それが滅多に利用されない部分に潜んでいると、思わぬ時に不具合が表面化してトラブルになる。 しかしそれをシステムの全貌を理解していない者が小手先で修正すると、それが新たな不具合の原因になるのだ。
これを根本的に解消するには、みずほ銀行はシステムを一から作り直すべきだろう。 統括責任者を定め、システム制作の全責任を一人にまとめることがこの様なトラブルを回避するために必要だ。
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