タラレバ;北新地放火事件
スポーツではタラレバは意味が無いという人が多いが、こと安全に関しては大いに有益だ。 タラレバを考えて反省して改善策を考えることで、再発防止や被害を少なくすることに役立つからだ。
今回の事件でも、建物の構造や関係者の行動についてのタラレバがいくつもある。
たとえば、
1.受付の女性が2名いたそうだが、彼女らが消火器操法の訓練を受けていて、カウンターの背後か足下に粉末消火器が1~2個備えてあれば10秒も経たないうちに鎮火する事が出来たろう。 出入り口が一カ所しか無く、避難設備も無い場合にはこの様な事も考えておくべきだろう。
2.出入り口で放火された場合に、内部に被害が拡大しないように受付と内部との間に防火壁と防火扉を設置するのは有効だろう。 非常ボタンと防火扉が連動していればなお良いだろう。
3.火災防止とは関係が無いが、狭い密室で多人数が講習を受け手いたことが被害を大きくした事は否めない。 火災に気付くのが遅れ、気付いたときには既に一酸化炭素ガスが充満していたのだろう。 コロナ感染防止策を守って密を避けていれば、被害者の人数は3分の1程度だったはずだ。 医療施設は飲食業ではないので、感染防止貴人は適用されないのだろうか?
とすぐに思い付くだけで三つのタラレバが出てきたが、建物構造の小規模手直しが可能であればまだ他にも思い付くことはある。 今回の事件でも姓お題にタラレバを行い、再発防止と被害軽減の役に立てて欲しい。
捕捉;ニューショーなどで紹介される内部見取り図が様々だ。 どれが正しいのかはっきりするまでにはしばらくかかりそうだ。
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