気になるウイルスの新変異
アフリカ南部と香港で、新型コロナウイルスの新しい変異株が発見されていると報じられている。
これは人に感染する際の鍵になる部分に多くの変異が有り、ワクチンの効果が弱い可能性があると言う。 ワクチンが攻撃するのがその部分だからで、現地ではワクチン接種済みの感染者が多いという。 これが日本に侵入すれば、再び大流行する可能性があるとして警戒されているそうだ。
その一方で、新規感染者が激減した日本のウイルスにどの様なことが起きているのかについては、証拠の無い楽観的観測が述べられるばかりで、遺伝子解析に基づく科学的な分析はまだ無い。 一部の楽観論者が言うような自滅的変化がウイルスに起きたとは常識的には考えられない。 一のウイルスが自滅しても他のタイプの変異ウイルスがその隙間を埋めてしまいと考える方が自然だからだ。 むしろ感染力が強いままウイルスが弱毒化して、自覚症状が無い感染者g増えていると考える方が可能性がありそうだ。 日本のシステムでは自覚症状が無ければPCR検査を受けないので、検査数そのものが激減しているというわけだ。
いずれにしても、これはウイルスの遺伝子を分析しなければ分からないので、詳細な分析を急いでもらいたいものだ。
なぜそれを求めるかと言えば、新規感染者激減の理由が分かればそれを今後の対策に活用できる可能性があるからだ。 だから、感染者激減の理由は早急に解明してもらいたい。 ただし、楽観バイアスがかかった希望的観測は無用だ。
補足;制限が緩和されても飲食店への出足が緩やかにしか戻らないのは、感染者急減の理由が分からないことに少なからぬ人が疑心暗鬼になっているからだ。 感染者急減の理由の解明はそのような人々を安心させて、飲食業者の助けになるだろう。
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