過則勿憚改(過ちては改むるに憚ること勿れ)
論語に曰く「過ちては(則ち)改むるに憚ること勿れ」。 これは「失敗に気付いたらためらわずに改める事が良い」という意味だ。 また、「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」とも言う。
しかし近年の首相や官庁などなおど、政府の行いを見ると失敗を認めず強弁で取り繕おうとするばかりだ。
その理由は、「失敗を修正することは失敗を認めることになるが、失敗を認めるのはいやだ」と言う想いがあるからだろう。 しかし孔子も上記のように誤りを犯した事に気付いたら、体面などに構わず改めよと言っている。 キリスト教の神は(そして教皇も)無謬だそうだが、東洋では神も誤りを犯す。 人間であればなおさらだ。 自分がしている事がうまく行っていないと気付いたら、素早く改善策を考えて切り替えるべきだ。
それとも、あくまで自分が失敗したとは認識していないと言い張るのだろうか。
最も愚かな者は、賢いとうぬぼれて自分の愚かさに気付かない者だとは言うが・・・・・
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