法案が間違いだらけ
今国会に提出された法案に多数の間違いがあると与野党から指摘があり、国会審議が混乱しているそうだ。
その原因について考えてみたが、どう考えても官庁事務のデジタル化に原因がありそうだ。 これは多くの人が経験していることだが、パソコンのワープロソフトで作成した文書には誤変換の見落としやミスタッチの見落としが多い。 そして始末が悪いことにこの様なミスはパソコンの画面上では見つけいにくく、ミスが無いとして印刷して読み返してみてやっと気付くことが多い。 さらに文書制作者本人がいくら注意しても見つけられない事もある。
そこで現役の会社員であった時は、私は最終版としての印刷前に同僚に読んで間違いを指摘してもらっていた。 これは特に他社に提出する文書や重要な会議の資料では欠かせなかった。 こうして同僚同士で互いに確認し合うことで、ずいぶんと時間の節約になり誤字や脱字なども減らすことが出来た。 今は性能の良い校正ソフトも有るようなので、自分で何度も読み返すよりも校正ソフトにかける方が良いだろう。 さらに校正ソフトでは正しく判断できない誤りも有るので、それを同僚に見つけてもらう事が良いだろう。
今回問題になっている法案の誤りは、経費削減で重要な文書の校正を行う要員がいなくなり、やはり導入に費用がかかる校正ソフトも使っていないからだろう。 ワープロでは手書きに較べてエラーが多数有り、しかもパソコンの画面上ではそれを見つけにくい事をしっかりと認識して、その対策を立てることが必要だ。
単に注意しろと言うだけでは、ミスは絶対に無くならない。 確実にミスを発見して訂正できる文書作成支援システム(作業体制9が必要だ。
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