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September 19, 2020

新型コロナの逆襲

観光業の受ける打撃を小さくするためヴァカンスシーズン中は規制を緩めていた西欧諸国で、新規感染者数の急増によって再び規制を強める動きが強まっている。 ヴァカンスシーズンが終わって観光業は冬までは閑散期に入ると言う事情もあるのだろうが、感染第2波に対する警戒感が強まっていることもあるだろう。

これに対して年中ダラダラと観光シーズンが続く日本では、シーズンが終了した西欧諸国のようには簡単に規制を強められない。 おそらくこのままダラダラと規制を緩め続け、感染者数は高止まりと言う事になるのだろう。

このまま高止まりで済むのか、それとも新型コロナウイルスの逆襲にあって再び流行拡大で非常事態宣言に追い込まれるのだろうか。 それに対しては、これからも各個人で防御を固め続けるしかなさそうなことが不安を募らせる。 それは結局景気の浮揚を遅らせることにもなると思うのだが。

政府と経済界は秋の内にもワクチンが実用化され、大規模接種によって流行が押さえられると当て込んできたのだろう。 しかし大規模接種を開始できるのは来年の春以降になりそうだし、その効果が現れるのは夏になるだろう。 政府はそれまで持久戦が続くと考えて、小規模事業者や個人事業者に対する所得補填を行うべきだと考える。 彼らや低所得者層の疲弊はその後の景気回復の足取りを遅くするだろうからだ。

財源が不足するなら、高所得の富裕層に対する課税を強化すれば多少は財源不足を埋める役には立つだろう。 また以前にも書いたことがある事だが、日銀から中小企業や個人事業主に対する金融機関にマイナス金利で貸出を行わせ、その資金で金融機関から無利子で貸出を行う様にすれば、国の財源を使わずに困窮する者達を支援することが出来るはずだ。

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