秋が進む
やっと30℃以下の気温の日が続くようになった。 天気図で見るとこの数日秋雨前線が本州の南海上まで南下しており、それに伴って大陸の冷気が流れ込んでいるようだ。 西太平洋の表面水温がまだ高いので、気温の低下で勢力を増すシベリア高気圧の優位が今後も続きそうだ。
さらに東太平洋では「ラ・ニーニャ」が起きているのでこれも今後に影響するだろう。 「ラ・ニーニャ」が起きていると言う事は赤道海流が強まって、それを補うために南北からの寒流の流れ込みが強くなっていると言う事だ。 これは赤道付近を吹く貿易風が強くなっている事を意味し、それと釣り合いをとるように中緯度の偏西風も強まるはずだ。
偏西風が強まれば太平洋を東に向かう黒潮の流れも強まり、その後ろに熱帯から流れ込む黒潮も強まり、西太平洋の水温はなかなか下がらない。 これは相対的にシベリア高気圧が強くなることを意味するので、この冬は寒くなり日本海側の降雪も多くなるかもしれない。 逆に南半球では暑い夏になるだろう。
ところで「ラ・ニーニャ」も「エル・ニーニョ」も1年から数年で終息する。 と言うことは何かネガティブ・フィードバックとなる陽老いんがあるはずなのでが私はまだ知らない。 今後調べてみよう。
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