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September 07, 2020

中国が新型肺炎対策で好成績を収めた理由

アンチ中国派にはいろいろ反論があるだろうが、世界を見回して最も短期間に流行を押さえ込んだ国の一つが中国であることは間違いないと思う。

その理由は中国が社会主義国であることだと思う。 社会主義国にとって一般国民を飢えさせないことは権力者が政権を維持する上での絶対条件だ。 それがそもそも社会主義の出発点だからだ。

この点、貧困者が飢えるのは本人の責任だとする資本主義とは大きく異なる。 資本主語にとっては資本の収益効率が至上で有り、それを目指さない権力者はその地位にとどまれない。

従って、中国では強権な地域封鎖を行って仕事が出来なくなっても、住民は最低限飢えずに済む救済は行ってもらえると安心していられる。 だから権力を持って地域封鎖を行っても混乱はほとんど起きない。 この点が休業補償などするかよと副首相がうそぶいたどこかの国とは大きく異なる。

だからこの国ではコロナと共存すると称して一定の(*)流行は受容せよという話しになる。 もちろん休業補償の支払いを避けるためだ。

(*)政治の世界で一定とは、政府が自分たちの都合に合わせて決める量という意味だ。

自由を重んじて飢えるか、飢えを避けるためある程度の自由はあきらめるか、どちら御好むかは他人に強要しない限りはひとえに個人の問題だ。

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