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August 05, 2020

ベイルート大爆発

ベイルートの港湾地区で大爆発が起き、多数の人的被害が出たと報じられている。

レバノン政府の発表では化学物質を保管していた倉庫で爆発が起きた様だが、写真を見るとオレンジ色の煙が立ち上っている。 このような煙は窒素酸化物を多く含んでいる事を示しており、爆発したのが肥料の硝酸アンモニウム(硝安)である可能性がある。 硝安は肥料だが、安価なので適量の灯油や軽油と混合して土木工事用の爆薬として大量に使われている。

今回爆発したのが硝安火薬なのか肥料用の硝酸アンモニウムなのかは今後の調査を待たねばならないが、通常倉庫に大量に保管されていたとすれば肥料用である可能性が高い。 それでも可燃物と混合されて加熱すると爆発を起こすし、加熱しただけでも爆発することがある。 かなり以前に、大量の肥料用硝酸アンモニウムを積んだ列車と石油を積んだ列車が衝突して火災になり大爆発した事例も北朝鮮であった。 今回も倉庫の火災で誘爆したようにも見える。 油断は禁物だ。

追記(2020/08/05);
その後の海外ニュースによると、爆発したのは硝安アンモニウム2,700tonだと言う。 なんでまたこんなに多量をまとめて保管していたのだろう。 日本の消防法では危険物第1類3種の硝酸塩類に分類されていて、指定数量1,000kgと規定されている。 このため通常の危険物倉庫での保管はこれ以下でなければならない。 これ以上の数量は専用に設計された倉庫に保管することが求められる。

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