一億玉砕
旧軍は敗色濃厚になると一億玉砕を叫び、本土決戦で選挙区を挽回すると主張した。 しかし竹槍突撃で米兵の一人も殺せないことは誰にでも分かることだ。 まして軍事専門家に分からないはずは無い。 つまり国民全てに犬死にを要求していた事になる。
このことから旧軍が国民を守る意思など無かった事は明白だ。 旧軍にとって国とは軍部と軍部が利用するための天皇だけだったと考えられる。 アジテーターが民衆を煽るための実体の無い宣伝文句を並べている内に、自分自身が洗脳されて信じ込んでしまうのは良くあることだ。
そんな事を考えると、戦死者は国民を守るために犠牲になったのでは無く、軍部を守るために犬死にさせられたと言う方が正しいだろう。 遺族にはそれは受け入れがたいだろうが、それが真実だ。
何時の時代も、自身や家族が戦争の被害を受ける可能性が無いと考える者達が戦争を始めたがる。 彼らは戦争景気で利益を得られると期待するからだ。
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