経済優先で東京五輪は絶望的?
各国指導者が人気取りを狙って、新型肺炎の押さえ込みより経済再開を優先させている。 特に米国やブラジルなどのように、何人死のうと経済の報が優先だとする国もある。 このため、新型肺炎の沈静化はまだまだ光が見えない状態だ。
このままでは有効なワクチンが開発されてその接種率が50%を超えるまでは終息し始めないかもしれない。 また、新型肺炎の流行が治まらない国からは、無条件の入国を認めるわけにはいかない。 日本が有効と認めた感染検査を行い陰性と証明されても、その後の発症を考えれば2週間の検疫隔離は省けない。
そうなると、各国からの選手団は2週間以上前に入国して隔離を過ごす必要がある。 また、事実上観客の入国は不可能になる。 そんな状態で果たして五輪の開催が可能だろうか? IOCは10月に判断すると言っているが、米国の現状を見るとそれまでにトランプ氏が誤りを認めて政策を変えない限り、開催の判断はさらに先送りされるだろう。 そして年が明けてから中止となる可能性も無視できない。 鍵は米国など新型肺炎の押さえ込みに消極的な国が握っていると言えるだろう。
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