南西諸島接続水域の国籍不明潜水艦
奄美大島付近の接続水域を国籍不明の潜水艦が潜航したまま通過したと報じられている。
いろいろな解釈がある様だが、可能性が高いのはこの水域での日本の哨戒能力を調べることだろう。 対象国の対潜探知能力を調べるには、領海付近を潜行して行動するのが一番だ。 相手国の反応によってその探知能力が分かり、有事に潜水艦がどの様に行動すべなのか決めることが出来る。 これは米国もロシアも行っていることで、各国の反応はその思惑によって様々で、能力を隠しておくために故意に無視することもある様だ。
日本の周囲には米軍が潜水艦探知網を張り巡らしていると言われており、今回の潜水艦の行動はその能力と範囲を探るために中国海軍が行った可能性が高いと私は考える。 日本側の発表も、どこでどう探知したかを分かりにくくした上でのことだろう。 また、米軍は中国のどのクラスの潜水艦なのかも分析済みで、米軍の了解を得た内容での発表と思われる。
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