怖くて断れない
河井夫妻からの金を受け取った地方政治家だちが続々と口を開いている。 夫妻が以下に嫌われていたかという事でもあるのだが、彼らが口に出さない言い分がありそうだ。
それは、受け取らないと次の選挙で報復されるのが恐ろしかったと言うことだろう。 安倍氏と党中央が後ろ盾となれば、受け取らなかったことは反河井・反安倍だと言う事とされて、報復に選挙で推薦や公認がもらえず選挙資金ももらえなくなる恐れがあると言うことだ。 不正な金と分かっているので、とりあえずはおとなしく受け取っておき、返すべき機会をうかがっていたということでもあるだろう。
同じ事は福井県高浜のボスがらみの事件でも言える。 自民党中央の有力議員を後ろ盾にしている地方ボスの言う事を効かなければ、ざまざまな許認可を妨害される恐れがある。 だから贈答品はおとなしく受け取って、適当に便宜を図ってやれと言う指示が出ていたはずだ。 だからこれも与党中央からの報復を恐れての行動であるという点で共通している。 その意味で、会社の意思に従って便宜を図った役員や幹部職員にとっては、霜害賠償を要求されても、そんな無体な事をと言いたくなるだろう。
中央の政治権力を後ろ盾とするボス達による同じような事案で表面化していない事案はまだまだたくさんあるだろう。 福井県の事案は怖いボスが死んだので、代わってボスの地位に就いた対抗勢力が暴露した事で表面化した可能性がある。 また河井夫妻の事案も、安倍氏の権勢が衰えたため反河井勢力が追い落としに動いた可能性がある。
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