北朝鮮の権力構造にきしみ?
先日金与正氏が発したばかりの対南軍事行動計画が金正恩氏によって保留にされたと報じられている。 その結果、強硬処置に関連した準備が中止されたり、南批判記事が削除されたりしているそうだ。
これは、北朝鮮内部で金正恩氏を担ぐグループと金与正氏を担ぐグループとの間のきしみが表面化し始めたことを意味するように見える。 健康状態に不安定な金正恩氏が政務を執れない事につけ込んで、金与正氏を担ぐグループが摂政体制を確立しようとしたがそれを金正恩氏のグループが阻止した様に見える。 別の見方をすると、米国のみを相手にしてトランプ氏に圧力をかける事に重点を置く金正恩氏と。韓国の文大統領に圧力をかけて経済制裁解除の約束を実行させる事を目指す金与正派との対立とも言える。
いずれにしても、今回の金正恩氏の処置によって金与正氏の体面が損なわれたことは間違いが無い。 これは権力掌握を目指した金与正派にとって痛手だろう。
今はまだ金正恩氏が政務を執れる時があるが、それも今後は次第に難しくなる可能性がある。 そうなると権力の完全掌握を狙う金与正派による粛清が始まるかもしれない。
権力の継承に伴う権力争いは韓ドラ時代劇の最重要テーマだ。 もちろん史実とは異なる点は多いだろうが、朝鮮半島の政治を知るにはドラマでも良いから王朝史を調べ、権力争いで取り巻きがどんな行動を取るかを研究しておくべきだ。 なぜならば、権力継承に伴うごたごたを見ると、南北とも王朝時代の精神構造が色濃く残っているように見えるからだ。
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