巡り合わせ
新型肺炎が治まらないためスポーツの大会が次々と中止になっている。 特に高校生の競技大会については一生に一度の機会が失われてかわいそう何とか開催すべきと言う意見も少なくない。 しか費これは言っても仕方がないことだ。
今年人類は一世紀に一回あるかないかの非常事態に遭遇した。 その時に高校3年になったのが不運としか言い様がない。 誰が悪いのでもないし、誰かを恨むべきでもない。 ただ巡り合わせが悪かったという事で、それは就職氷河期に大学を卒業したため良い職業を得られなかった学生達と同じだ。 彼らは豊かな人生を失ったが、今年の高校生は良い思い出を作るきぁおを失ったと言うことだ。
これまでにも自分の責任ではないのに損失を被った世代はいくらでもある。 100年前の世界大恐慌の際にも大学卒業生が就職できず、「大学は出たけれど」と言われたことがある。 また第2次大戦のため、戦場にかり出されで若い命を失わなければならなかった世代もある。
彼らは何の落ち度もなかったのにそのような目に遭わなければならなかった。 それはただ、その時に巡り合わせてしまったと言うことで、誰にもどうしようもないことだ。 ただ不運を直視し、前を向いて乗り越える努力をするしかない。
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