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May 02, 2020

新学期は何月からがよいのか?

コロナ騒動に乗じて、9月新学期論者が勢いづいているようだ。

昔から、日本の新学期が「欧米先進国」と異なる4月からなのは良くないと主張する者達がいる。 彼らの主張の中には、留学すると一年無駄になってしまう事は問題だというものも有り、それは部分的な合理性をもつ。 しかしそれも休学して短期留学する場合には問題にならない。 本国の学校に進学せずに留学する場合にのみ言えることだ。

日本の新学期が4月からとなったのは予算編成城の都合のようで、明治になって学制が敷かれた当初は9月からの新学期だったようだ。 しかし予算が年度またぎになるのは不都合が多いとして、予算年度に合わせて4月開始となったそうだ。 もっとも欧米は予算年度が暦年と同じだったり、その他の月からだったりしてばらばららしいので、それを乗り越える工夫は可能なのだろう。

欧米の9月新学期はもとをたどれば、夏には農作業が忙しいので子供も働かせたいと言うことのようだ。 特に麦の収穫期となる6月が特に忙しいので、5月末で学期を終えることが望まれたのだろう。 その結果、今でも欧米各国では9月に楽器を初めて5月末で終了するのが主流のようだ。 いまでは、日差しの長い6月から8月の3ヶ月は子供をなるべく外で過ごさせ、またアルバイトなどで様々な社会経験をさせるという目的もある様だ。 また、このアルバイトで大学進学の学費を貯めるという例も多いようだ。 その一方、都会の裕福な家庭の子女は2~3週間のサマーキャンプに参加するのも定番のようだ。 いずれにしても夏休みが3ヶ月と長く、学年間休暇なので宿題もない。 それをどう過ごすかは人生の展望に大きく関わってくることになるのだろう。 親にとっては頭が痛いことになる。

今回勢いづいている9月新学期論者がどの様な制度を考えているのかはまだよく見えない。 新学期を正常に始められなかった今年だけ9月にという主張もある様だが、それは来年以降に学校の負担が大変なことになる。 やはり変えるのであらば恒久的に変えるべきだろうが、その場合に学期をどの様に定めるのか、各学校の予算編成をどうするのかなどを十分に議論する必要がある。 また、保育園から大学までの全てを同時に変えなければならないが、それを移行措置を含めてどう進めるのかをよく考えなければならない。 その為に必要な議論は膨大なものになりそうだ。 思いつきでは実行不可能だ。

それを考えると、必要な詰めを行う議論を行っている内に9月は過ぎてしまいそうだ。 日本流では数年がかりの議論が必要だろう。

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