ライブハウスは全て危険なのか?
新型肺炎の流行がピークを越えるにつれ、様々な業種で営業再開が認められ始めている。 しかしいくつかの集団感染が確認されているライブハウスの営業再開はまだ先になりそうだ。
だが、ライブハウスと言ってもいろいろある。 集団感染が発生したのはロック系で、ここでは演奏者が観客に一緒に叫んだり飛び跳ねたりすることを求めることが少なくない。 これはアイドル系でも同じだ。 ライブハウスは狭く天井が低い事が多いので、このような事をすると発生や荒い胃呼吸のためにつばきの飛散が増え、空気中のウイルス濃度が高くなるだろう。
これに対し、ライブハウスでもジャズやシャンソンなど座って静かに聞くジャンルでは、つばきの飛散が少ないので空気中のウイルスの濃度は高くなりにくいだろう。
これは感染リスクにおいて大きな違いになりそうだ。 別項で書いたが、空気中のウイルス濃度が低ければ感染しても発症しない可能性がある(*)。 そんな希薄感染を繰り返していると、免疫が強化されて発症しにくくなるだろう。 従って流行の鍵は空気中のウイルス濃度で、今後はほぼ全員が発症しない程度に環境中のウイルス濃度を制御する技術の開発が必要だろう。
(*);よほど毒性が強くない限り、感染して発症するかどうかは体内に取り込んだ病原体の数次第だ。 臨界値を越えれば発症するし、超えなければ発症しない。 また、発症すれば強い免疫が出来るし、発症しなければ弱い免疫しか出来ないが感染を繰り返せば次第に強化される。
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