高いマスク着用率が感染爆発を防いだ
久しぶりに三宮に出かけた。 たいした用事ではないが通販の支払期限が迫ってきたためだ。 この業者はコンビニ払いのみで郵便局が使えないので、約1.5km以内には店がない住宅地まっただ中のコンビニ過疎地住まいとしては出かけざるを得なかったのだ。
街を歩きながら人出の様子を見ると、平日の午後としては新型肺炎前の2割ほどと言う感じだった。 そのほとんど全員がまだまだマスクを着用しており、着用していないのは歩道のベンチでおしゃべりに興じていた中国人の若い女性3人組、見るからに船員とおぼしき30~40歳代の弾千三人組、会社員とおぼしき日本人の男性が合計6人ほどで、他には喫煙や飲食のためマスクをずらしている者が数人いた。 こうしてみると、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、日本人はほぼ全員がマスクを着用している。
世界に揶揄される日本人のマスク好きだが、こうしてみるとこれが大流行抑制に大きな効果があったと思えてくる。 ウイルスの吸い込み防止の効果はなくとも、少なくともばらまきを防ぐ効果があることは証明されているからだ。 業務の性質上マスク着用率が低いライブハウスやスポーツジム、風俗サロンなどで集団感染が多発していることもそれを証明している。
追記(2020/06/11);
最新の英大学研究チームの報告によれば、50%の人がマスクを着用すると再生産率が1以下になるという。 であればマスクの着用率が90%以上になる日本での再生産率は遙かに低い値になるだろう。 日本の低い感染者数や死者数についての謎「ファクターX」はこの高いマスク着用率だろう。 つまり日本の状態が欧米諸国と違うのは、もともと花粉症対策でマスク着用率が高かった事による怪我の功名と言って良いだろう。
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