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April 10, 2020

消毒液不足は本当か?

消毒液不足が言われて長くなるが、なぜ不足なのかが疑問だ。

なぜならばエタノールは製造メーカーのタンクに何万リットルも有るはずだし、次亜塩素酸ナトリウムも台所用や洗濯用の塩素系漂白剤として市場に大量にあるはずだからだ。 要するに不足の理由は日本薬局方準拠のボトリング(瓶詰め)が出来る業者の能力が小さいためだろう。 原液はあるが、一時的に需要が急増したために容器や充填機の能力が不足したと言うことだ。

消毒用エタノールは、酒税が掛からないようにする為IPA(イソプロパノール)などを少量添加して飲用に適さない様にしているが、要は濃度が約80%であれば良いだけのことだ。 99.9%や96%の試薬や工業用のエタノールを買って、水で約80%に薄めて使っても効果がある。 これらは薬局で取り寄せてもらえるはずだ。 約70%のIPAも消毒綿などで使われているので、効果は多少劣るかもしれないが役には立つだろう。

塩素系漂白剤も所定濃度に水で薄めれば塩素系消毒液として効果があるはずで、引火性がないので拭き掃除にはこの方が良いだろう。 ただし塩素ガス中毒を避けるため酸性液との接触を避けるなどの、塩素系漂白剤を取り扱う際の通常の注意は必要だ。

なお、40~50度のブランデーに火が付くので分かるように、エタノールは強い引火性があるので狭い場所で何人もが使う場合には火気に注意する必要がある事を忘れてはいけない。 換気を良くしておくべきで、特にスプレータイプは注意が必要だ。

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