我慢疲れ
メディアは「コロナ疲れ」という言葉を使うが、私は「我慢疲れ」の方が正しいと思う。
この30年ほどの脱戦後教育と育児では、「子供のトラウマになるから我慢させてはいけない」とする考え方が良いとされてきた。 このため、子供達は我慢しなければいけない状況に対する耐性がなくなっている。 それが様々な事件の根底にあるのだが、今回の「自粛要請」に耐えられず、様々な言い訳をつけて盛り場に繰り出す原因ともなっている。
従って、いくら自粛を呼びかけても「法的に禁止されていないかいいんだ」、「犯罪にはならないからいいんだ」と言う理屈で自粛破りはこれ以上は減らないだろう。 政府がもっと強い言葉で呼びかけない限り、大型連休には大勢が屋外の行楽地に繰り出すことになるだろう。
その結果は、当然ながら自粛要請期間がさらに伸びることになる。 それはまた、経済的損失を増大させ、流行終息後に残しておきたい回復力をも失わせることにつながる。
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