ネットで周知は出来ない
新型肺炎押さえ込みのための自粛に関して、大阪府知事がテレビとネットで周知を図り若者にも協力してもらうと述べていた。 ネットで周知は最近の流行だが、伝えたい情報を周知させることは難しい。 若者はテレビを見ないがネット情報に敏感だと考えがちだが、そこには重大な見落としが有る。
なぜならば、若者達が見る情報サイトは彼らが好む情報に偏っているからだ。 それは駆られが好む情報を集めたまとめサイトに頼るからでも有り、ネット検索が利用者の好む情報を優先して提示するからでもある。 その結果、若者達は好みに合わない情報や不都合な情報を知らずに済ますことが出来る。
つまりプッシュ型の情報伝達手段である放送とは逆に、ネットはプル型の情報収集手段なのだ。 故にネットでは人を選ばずに広く情報を伝え、周知を図りたいたい場合には不適なのだ。 周知を図るためには放送の他、人通りが多い場所に掲示を出すなどの工夫が必要だ。
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