日ごとに小さくなる五輪開催の可能性
新型肺炎の流行が全世界的になってきたため、この夏の五輪開催の可能性が日に日に小さくなっているように見える。
当初、関係者は流行は中国だからのことで有り、それが治まらなくても中国だけを閉め出せば良いと考えていただろうが、それが日本へ、そして全世界へと広がってしまった。 今や中国での流行は行き着くところまで行ったのか急速に沈静化しつつある。 だが日本では、政府がこれ以上のへまをしなければ3月末から4月中頃がピークになるだろう。 治まるのは5月末までとしても、スケジュール的にかなりつらくなる。 それより現在の難問は欧米の流行拡大だ。 欧米の流行はいま始まりつつあるところで、ピークは5月末頃、そして治まるのは7月中頃になるだろう。
そのような状態ではスポーツ主要国で選手派遣が出来ない国がいくつも出るだろう。 そうなればいっそのこと五輪中止をと言う流れになる可能性が高い。 それ以外の方法では各国の財政負担が厳しくなるからだ。 いっそのこと中止にすれば日本は大損害を受けるが、各国は自分たちの損失が少なくなるのでそれは意に介さないだろう。
曲がりなりにも開催にこぎ着けて損害を多少とも押さえるためには、流行先行国の日本が中国とともに正確な情報を各国に伝えて、流行の早期収束に協力するしか無い。
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