日韓の違い
カルト教団での大規模集団感染という事態があるものの、日韓両政府の新型肺炎への取り組みは大きく違う。 韓国は早く患者を見つけて隔離することに注力しているのに対し、日本は軽症率が高いことに期待し成り行きに任せているように見える。
例を挙げると、韓国は1万人/日の検査能力があり、それを生かして健康保険であるいは自己負担で誰でもすぐに検査を受けられる体制を整えている。 これに対し、日本は検査能力の限界を理由に検査数を抑制し、感染の可能性があっても重症化しない限り医療機関で受診しないように要求している。 それに対する批判に対して、検査可能数の拡大に努めると表明はしているが検査可能数を増やす努力を行っている形跡は無い上、限度までの検査をさせないようにしていると言う情報もある。 その結果、韓国では感染者数が急増しているのに対し日本の感染者数の増加は少ない。
しかし上記のような政府の方針では,大量の隠れ患者が市中に留まり、感染を広げていることは想像に難くない。 このままではいずれ日本の医療体制は崩壊する危険があるが、政府はだからこそ受診を抑制するのだと主張しているが、どちらが国民にとって好ましくないかは明らかだ。
この点に関しては、テレビに登場する「専門家」達も出来ない理由を並べ立てるばかりで、可能にする為の提案をする者はほとんどいない。 結局のところ、政府も専門家達も保身ばかり考えていて全力で取り組もうとしてはいないように見える。 このままでは事態の収束が遅れるばかりだ。
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