延期か中止か
五輪が延期と決まったことに対して不満の声がある様だ。 しかしそれは状況が分かっていない人の主張だ。
世界を見回せば、全世界へのCOVID-19の広がりで今年の夏に予定通り五輪を行える状況では無いことは一目瞭然だ。 各国は自国民をウイルスから守る戦いに懸命で五輪をかまっている余裕は無い。 選手にしても行動制限や施設の封鎖で練習が出来ず、予選会を開く目途も無い。
そんな状況で五輪開催を強行しても、日本だけの五輪になるだろう。 そんな五輪に意味は無い。 「人生をかけて準備してきた」のに選手が気の毒だと言ってみても不可能なことは不可能だから、予定通りの開催を求めるのは聞き分けの無い子供のだだと変わりが無い。
世の中には努力しても実現できないことは多い。 いやむしろその方が多い。 無理なことは無理とあきらめて、新たな目標に頭を切り換える網が建設的だ。
とりあえず一年延期と決まったようだが、それにも新たな準備が必要だ。 代表選考問題やそれまでの会場維持費の問題など、周辺の問題を含めて解決すべき事はたくさんある。 また、年末までの世界各国の流行からの回復状況によっては一年延期が二年延期になる可能性もある。 柔軟に対応出来るように準備を進める必要がある。
Recent Comments