札幌を貶めよ
オリンピックの一部会場変更でメディア上は大騒ぎ。 と言っても札幌マラソンコースを誹謗するタレント達の発言が目立つ。
曰く、「コースが単調で中継アナウンサーが困る」、「札幌だって30度を超える日が有り、35度を超える程度の東京と暑さには変わりが無い」、「日陰がないので選手に過酷」などだ。 最もこれらの多くは、東京に合わせて準備してきたのにメリットが失われるという陸連ボスの一部の不満に迎合している用に感じる。 別の見方をすれば、「日本さえ良ければ良い」つもりだったのがその有利さの一部が失われるから反対だと言うことだろう。
これらをまとめると、暑さぐらいのことで何も田舎でやらなくても良いと言う東京人の願望かもしれない。あるいは外国勢に有利にすることには反対ということか。
また閉会式前のオリンピックスタジアムで表彰式が出来ないと言う意見もあるが、未明のマラソンの表彰式を閉会式前にやろうとすると12時間ほど間が空くことになる。 マラソンゴールを見物した後、マラソン入場券と閉会式入場券は別だろうし、一般競技の入場券も別だろう。 閉会式前の表彰式がよいなら,マラソン見物客は表彰式を見ることは出来ない事に変わりは無い。 むしろ札幌で昼過ぎにゴールしても、仮表彰式後に千歳から羽田に特別便を飛ばせば閉会式前に本表彰式を行えると言う考えも成立する。 神宮の国立競技場での表彰式にこだわるのであればということだが。
未明のマラソンは米国でのテレビ放送には都合が良いかもしれないが、東京では公共交通機関の終夜運転が必要になるだろうし警備陣の負担も大変だ。 それまでして米国のテレビ局の利便を図る必要はあるのだろうかと疑問を感じる。
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