高地性集落
弥生時代の特徴の一つが高地性集落だと言われる。 高地性集落とは、その時代には丘の上などの周囲より高い場所に集落が作られることが多かったのでそうよばれている。
集落が高い場所に作られて理由についてはいくつかの説があるが、この時代には戦争が多かったので見晴らしが良く敵を見つけやすく防御もしやすい丘の上など過去呑まれたと言うものが有力とされている。 しかし戦争以外にも、当時の人々には高い場所に住む切実な理由があったと思われる。
弥生時代には水稲の稲作が広がり、人々は川の周囲の低湿地で水田を作って育てていた。 そのような場所は大雨が降れば氾濫が起きやすいし、蚊、虻、蛭などの吸血性生物も多く病気にもなりやすいので住むには適さない。 そこで湿気が少なく健康的な住環境を求めて近くの高台に住むようになっただろうと言うことだ。
つまり、高地性集落は戦争による被害を避けるだけではなく、健康的な住居環境を求めたために作られてと考えている。
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