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October 01, 2019

進展は米国の譲歩次第

制裁や軍事的脅しで相手を言いなりにしようとするトランプ外交が行き詰まっている。

北朝鮮も中国もイランも、交渉に応じるかどうかは米国の譲歩次第という態度を明確にしているからだ。 これに対してトランプ氏はもっと締め付けると言ってはいるが、実効性のある締め付けの材料がない。 その上、下手に締め付けようとすると米国に副作用が帰ってくる状況ができあがりつつある。 つまりトランプ氏は手詰まりの状態に追い込まれつつある様に見える。

その上、大統領選挙をにらんで華々しい成果が欲しいトランプ氏の足下を見て、各国はトランプ氏の譲歩待ちが有利と判断しているようだ。

トランプ氏がこれからどう動くか、イランなどは下手に動けば長期の泥沼戦争になるリスクもある。 イラクと違い国土が広く人口も多い上、ロシアや中国からの軍事物資支援も受けやすい地理的メリットもある。 一気の全面戦争でなければ軍事成果は上げられないだろう。 また、長距離ミサイルによるサウジやイスラエルへの大規模な報復攻撃も覚悟しなければならない。 米本土へのミサイル攻撃もあり得るだろう。

交渉進展の成果を焦るトランプ氏だが、相手が求める大幅な譲歩すれば選挙への悪影響は避けられないし、うかつに軍事行動を起こせば中ロにつけ込まれる可能性が有りそれもまた米国にとってのデメリットが多い。

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