対応の遅れの責任をなすりつけ合う各機関
台風15号の被害への対応の遅れについて国と千葉県の間で責任のなすりつけあいをやっているようだ。 どちらも自分たちの対応が適切だったと主張しているからだ。
そもそも対応の遅れの原因はどこにあったのだろうか? それは国と千葉県、そして報道機関と当該地域住民の全てにあったと思われる。 いまどき首都圏で大きな台風被害が出るわけがないと言う思い込みが、被害報告が出てこないからたいした被害は無いと信じ込ませたのだ。 このため公的機関も報道機関も被害調査のためにヘリコプターをだすことを怠った。 これが被害の大きさを広く知らせることの遅れの原因になったのだ。
そしてそれが報道機関が「たいした被害が出ていないのに停電復旧が遅いのは東電がだらしないからだ」と言う的外れの非難を浴びせる原因になった。 今時の報道機関はSNSでの情報収集に頼っていて自分から出向いて調査をしないの、でSNSが不通になっているから情報が出てこないと言うことに考えが及ばなかったこともそれを後押しした。
インターネットの情報への依存度が高くなっているが、インターネットが使えなくなることも想定して代替手段を用意しておくべきだ。
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