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August 15, 2019

防衛省の地図が間違いだらけ?

先日イージスアショアの配備候補地に関する資料に、水平方向と垂直方向の縮尺の違いを見落とすと言う初歩的な間違いがあり味噌をつけた防衛省だが、平成30年度の防衛白書に30カ所もの誤りがある事が判明したと朝日新聞が報じている。

引用された地図を見るとクエートやイスラエル、アラブ首長国連合が存在しない様に見える。 また、説明によると平壌が日本海に面していたりもするそうだ。 誤りを指摘した専門家は基本的な知識と地図を正確に扱わなければならないという概念が欠如していると辛辣だ。

古来言われてきた事だが、正確な地図は軍事作戦の基本だ。 だから敵地の正確な地図を入手するため、あるいは地理情報を入手する為に忍者のような諜報員が送り込まれたりしたのだし、どこの国にとっても自国の詳細な地図は国家の最高の軍事機密だった。 言い換えるといい加減な地図を頼りに軍事行動を起こすのは自滅に向かって突き進むようなものだ。

こんないい加減な地図を平然と提出して使う防衛省には、安心して軍事を任せるわけには行かないと言われても仕方がないだろう。 情勢分析がいい加減なものであるであろう事が明白だからだ。 敵国に関するいい加減な知識しか持たずに太平洋戦争を始めた、当時の軍部と大差ない様に見える。

それともこれも、何ごとも自分に都合良くねじ曲げて解釈し、不都合なことは無視する傾向が強い脱戦後教育の成果なのだろうか?

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